重機の取扱い中、怪我をした事例

 

相談者

Aさん(重機作業者)

 

事案

上司の指示の下、重機の部品交換中、重機に手の指を挟まれる事故が発生。

怪我状況:骨挫傷・末梢神経障害等 複数(事故から2年程通院し症状固定)

 

ご相談内容

労災保険の後遺障害申請の方法が知りたい。

診断が下りたら、会社に損害賠償請求をしたいので、対応の相談がしたい。

 

回答内容

・労災保険の後遺障害申請用の診断書の作成、申請後の手続についてご説明

・労災保険の等級認定がしだい、会社に対する慰謝料請求ができうることのご説明

・過失相殺や等級認定で争いになる可能性があることのご説明

 

弁護士の所感

・労災保険の後遺障害申請を行う場合、労災様式の診断書の作成が必要となります。
後遺障害の認定が微妙な場合には事前に検討をした上で医師への依頼が必要でしょう。

・また、労災の慰謝料請求では、過失相殺が争点となることが多いです。そもそも会社側にどのような安全配慮義務がったのか、事故当時における会社側、労働者の注意義務の内容等から過失相殺が決まりますので、事故の詳細の検討、類似事例の裁判例調査等が必要となります。